不妊の原因

日本では今まで「避妊をしない夫婦生活がありながら、2年以上子宝に恵まれない状態」が不妊の定義とされていましたが、ようやく日本でも海外と同様に「2年」を『1年以上』とする方針が発表されました。
また、米国の生殖医学会も2013年に「35歳以上の女性で6ヶ月の不妊期間が経過した場合は、専門家に相談してください。」と忠告しています。

厚生労働省から発表される2013年の人口動態統計によると、女性が第一子を出産する年齢は30.4歳になりました。
社会で活躍する場が増えて仕事にやりがいを感じるあまり、出産の予定を先延ばしにする女性が多くなっています。
しかし、カラダはいつまで待ってくれるのでしょうか?
晩婚化が進む近年では、卵子の質の低下も大きな原因のひとつとして取り上げられています。

不妊の原因は東洋・西洋医学によってさまざまな見方があります。
西洋医学では検査を重ねながら、排卵因子(排卵障害)、卵管因子(閉塞、狭窄、癒着)、子宮因子(子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、先天奇形)、頸管因子(子宮頸管炎、子宮頸管からの粘液分泌異常など)、免疫因子(抗精子抗体など)などに分類して対処していきます。

冷えは万病のもと

東洋医学では「血の汚れは万病のもと」として、気血のめぐりを正常に保つことや、体内の余分な水分や熱を取りのぞくことに注目してきました。
不妊においては、気血の滞りによって引き起こされる冷えがいちばんの原因だといっても過言ではないと考えます。
来院される女性の患者さまも半数以上が冷えを自覚しています。

たとえばカラダが冷えたとき、脳は生命を守るためにまず心臓や腎臓に血液を優先的に送ろうとします。その結果、末端の血管が収縮してますます手足が冷たくなるのです。
「生殖機能」「内分泌系」はストレスに弱く、自律神経系が乱れると大きな影響を受ける部位です。
子宮は生命維持の働きとしては優先順位が低いので、カラダが冷えはじめると卵巣や子宮への血液の流れが滞ってしまいます。
私たちは寒いときに運動などカラダを動かして温かくできますが、内臓は冷えても自分で動くことができません。

冷えによるストレス、ストレスによる自律神経の乱れ、自律神経の異常による血行不良、血行不良による内臓機能の低下…といった不調の連鎖のほかにも免疫力低下や生理不順、骨盤のゆがみなど、原因がひとつだけとはかぎりません。
いろいろな要因がからみ合って引き起こす心身のアンバランスをととのえるためにも、一人ひとりのカラダ全体と向き合って治療する必要があります。

また、不妊症の原因は女性だけに限ったものではありません。
WHO(世界保健機構)の不妊症原因調査では、男性のみ24% 女性のみ41% 男女とも24% 原因不明11%と報告されています。つまり男性不妊48% 女性不妊65%となっています。
排卵因子、卵管因子に男性因子を加えた3つは頻度が高く、不妊症の3大原因と言われています。



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